観終わった作品です。ほっとくとすぐ忘れちゃうので・・・
ら行
「ライフ・オブ・デビット・ゲイル　」 The Life Of David Gale 2003　米15/12/4 ビデオ
監督：アラン・パーカー 製作(プロデューサー)：ニコラス・ケイジ
出演：ケビン・スペイシー（デビッド・ゲイル）、ケイト・ウィンスレット（ビッツィー）、 ローラ・リニー（コンスタンス）

ゲイルはそのユニークな講義で学生に人気があり将来も有望な大学教授だった。
彼はまたコンスタンスと 共に、死刑反対の運動家でもあり、州知事と討論をかわし巧みな熱い話法で知事を黙らせてしまう程の 知的な部分と情熱があった。ある日講義に遅れてきた生徒が彼に何でもするからと合格単位をくれと意味ありげに 頼みに来るが、彼は勉強すればいい点は取れると彼女の頼みを無視する。そしてあるパーティーの夜ゲイルは 酔った勢いもあり彼女の誘惑に負けて関係をもってしまう。しかしその後彼は警察にレイプで取調べを受けることになり 誤解をうったえても、汚名の付いた彼は大学の地位も失脚。妻とも離婚と最悪の事態に陥った。
そんなある日、同じ運動家の友人コンスタンスが殺された。そして彼は殺人犯として逮捕され、死刑の判決をうける
物語の始まりはあと4日後に刑期の迫ったゲイルが突然大金をはらって、ジャーナリストのビッツイーに死刑に至るこれまでの 経緯を話し出す事から始まる。後４日の限られた中で、彼の話を聞きながらビッツイーは彼の無罪を確信する。

なかなか見ごたえがありました。死刑の是か非かを見る人に訴えている映画と一口で言ってしまうには、あまりにも 手の込んだ２転３転するあらすじで、見る人にそれを忘れさせて仕舞うようです。そして見終わった後 にずっしりと重たいものが残りました。最初にビッツィーが何かを持って走る場面は見る人に死刑の迫った ゲイルに助けを差し出す光のように思えてそのまま、ビッツィーと同じ視線で見て行きます。
ケビン・スペーシーはもちろんですが、ケイト・ウンスレットの演技がいいなぁと思いました。彼女のパワーを 感じます。プロデューサーがニコラス・ケイジというのもうれしい事です
「ラストサマー２」 1999 (米)13/5/15
ラジオの懸賞でバハナのリゾートホテル滞在が当たったジュリーとヘレンはボーイフレンドを誘い楽しい夏休みを過ごすはずだった。 しかし台風のせいでホテルには彼らと従業員だけで隔離された島の中でまたもや殺人が次々と起こってしまう。 ２年前の夏休みにひき逃げをしてしまったジュリー達を脅迫する「マダ覚エテイルゾ」というメッセージが彼らを不安に落とし入れる・・・ ラストサマー１に続いて又もや殺人のオンパレードであります
「ラストサムライ」 2003 (米)15/12/25
監督：エドワード・ズウイック
出演：トム・クルーズ、ティモシー・スポール、渡辺謙、真田宏之、小雪

明治維新、文明開化の風が日本を覆い、古い日本の伝統、刀、髷をことごとく廃止していく 明治政府に、オールグレン（トム・クルーズ）が呼ばれた。西洋の近代的な戦力を取り入れるために招かれたのだ。 オールグレンはしかし南北戦争で英雄として活躍したものの、戦争と称して殺人を犯してしまうやり方に ある種疑問を感じてやり場のない虚無感を味わい、生きがいすら見出せないでいる状態だった。 あとは惰性で生きている様な人生の中で、日本に渡り政府に反旗を翻し、いまだサムライの生き方を変えない勝本(渡辺謙）と その一族を滅亡させるために戦いを挑む。しかし反対に囚われの身になり、山の奥深く彼らの暮らす村で暫く暮らしていくうちに 規律正しい武士道に次第に引かれていくのだった。

評判の高い映画でしたが、誰もが言う通りで予想以上に良かったです。武士道を客観的に見て、返って教えられたようなそんな感じでした 主役のトム・クルーズのこの映画にかける情熱はその殺陣や身のこなしのうまさで良く分かりました。 又渡辺謙の迫力、真田宏之の抑えた演技もよく武士の中で1人ユリのように美しい小雪も良かったです。 最後の戦いのシーンは見物です。私が涙が出てしまった所は・・勝本の息子が髷を切られてしまう所、そして 武士の威信をかけて身を投げ出して戦う所でした。
長く守ってきた日本の文化をただ西洋化のために切り捨ててしまう やり方は今の日本にも当てはめて考えてもと、言える事ではないでしょうか、それを感じさせてくれたアメリカ映画を素直に評価していいと思います
「ラッキーナンバー」 2001(米)14/5/30
監督：ノーラ・エフロン
出演：ジョン・トラボルタ、リサ・クードロー、ティム・ロス、エド・オニール　

ニュースキャスターのラス（ジョン･トラボルタ）は最近お金周りが悪く給料の前借を上司に頼んでみるが、 すげなく断られてしまう。困ってしまったラスは、ストリップ・バーのオーナー、ギグ（ティム・ロス）から、 ラスが出演している宝くじの番組の抽選にある仕掛けをして、当たりくじの番号を作為的に出る様にと提案され、 大変な事としりつつも、スロット・ガールのクルスタル と共謀して決行してしまう。６４０万ドルの当たりくじを廻って欲が渦巻く争奪戦が始まってしまう
ヘアースタイルもさっぱりとしたトラボルタがちょっと人間臭い、軽はずみなお天気キャスターという 役でお相手役のリサ・クードローがばりばり大胆なスロットガール役で、２人の掛け合いが、とてもおもしろかった。 淡々と悪知恵をつけるバーのオーナー役のティム・ロスは彼らしく存在感があり、 トラボルタとティムを一緒に見ることができた私もラッキー！！このドラマは1980年に実際にアメリカで起きた宝くじの 不正工作事件を元に作られたものらしい。
「リトル・ダンサー」 2000（英）14/5/26
監督：スティーヴン・ダルドリー
出演者：ジェイミー・ベル 、ジュリー・ウォルターズ 、ゲイリー・ルイス 、ジーン・ヘイウッド

母を無くしイギリスの炭鉱で働く父と兄と、おばあちゃんの４人暮らしの少年ビリー。
彼はある日 ボクシングの練習中に隣で始まったバレーの練習に魅せられる。
男の子だからといって、ダンスをしてはいけないことはないと、 自分に言い聞かせ父の目を盗んではバレーの練習に通うようになる
しかし、そのうち父に見つかってしまい猛反対されるが、ビリーは父の前で自分の気持ちをこめて 思いっきり踊ってみせる。そして舞踊学校のオーディションを受けたいと話す
主人公ビリーの役は６才からダンスをならっていたジェイミー・ベルという男の子で、新人とは 思えない演技とダンスが見事でした。ラストシーンでお父さんが大きくなったビリーの公演を みにいった時のあの表情が感動的でしたね
「猟奇的な彼女」 2001（韓国）16/4/1
監督：クァク・チェヨン
出演者：チョン・ジヒョン、チャ・テヒョン、キム・インムン、ソン・オクスク

おとなしくてちょっと頼りなげな大学生のキョヌ（チャ・テヒョン）はある日、電車の中で泥酔している 女の子に出会う。酔った勢いで座席のおじさんにゲロをかけてしまい、彼が代わりにおこられて、仕方なく 彼女を旅館（ホテルっぽくない）に連れて行って介抱した。それがきっかけで二人は付き合い始める。
彼女は何故か彼に急にビンタ、足蹴りなど過激なところがあって始めはびっくりするキョヌだが、そのうち 彼女の隠された寂しげな心に気が付き、彼女もまたいつしか彼にいやされ頼りにする様になる。
話題の韓国映画なので借りてみました。この二人、とても感じがいいです。「猟奇的な彼女」を演じるチョン・ジヒョンは ほんとに可愛くてスタイルもいい、長い髪がさわやかでした。相手役の青年「キョヌ」役チャ・テヒョンはこれが映画でデビュー らしいですが、テレビではかなり人気者だそうです。
やさしくて三枚目のかれと可愛くて猟奇的（といってもすっきりしますが） な彼女の組み合わせが面白く、二人の純愛もいいなぁ〜って感じです。
「レイ」 2004(米)2005/6/12 DVD
監督,プロデューサー,脚本：テイラー・ハックフォード
出演：ジェイミー・フォックス、ケリー・ワシントン、レジーナ・キング、アーンジャニュー・エリス

レイ・チャールズの生い立ちから、輝かしいスターの座に着くまでの半生を描いたこの映画は、 それだけでなく一つの作品としても最高だったと言えると思います。
まず幕開けからレイのあのサングラスに映ったピアノのけん盤とその上を滑らかにすべる指、そしてお馴染みの曲がながれ、 ぐっと惹き付けられた後に場面はガラッと変わり南部の懐かしい雰囲気の光景に・・・。真っ白なシーツに映った女性のシルエット。 そのシーンを見るだけでアメリカ南部のあの香りが漂っていました。
配役もレイ・チャールズを演じたジェイミー・フォックスはこの映画でアカデミー賞主演男優賞を獲得しましたが、 本人と彼がダブって見えるほど違和感がなく、素晴らしい演技だったと思います。自分達が映像で見て知っているレイ・チャールズは 栄光を手にしてからの彼で、そうなるまでにはあんな苦悩があったとは。。。。 よく知っている曲もあんなふうに作られたのかと、興味深かったです。彼の子供時代を演じた目の綺麗な子役も良かったです。 久しぶりに感動しました。勿論音楽も100%楽しめます。

追伸ですがこのＤＶＤには劇場版とエクステンデッド・バージョンと両方入っていますが、エクステンデッド・バージョンは映像が途切れたりします。 途中でイラつく人もいるかもしれません。両方見ましたが、私は劇場版をお勧めします。
「レオン」 1994(米)
脚本・監督：リュック・ベッソン
出演：ジャン・レノ(レオン)、 ゲイリー・オールドマン（スタンスフィールド）、ナタリー・ポートマン（マチルダ）
リュックベンソンがハリウッドで一躍有名になった作品。
家族を殺された復讐に燃える少女マチルダと彼女を助ける殺し屋レオンの愛情が描かれている。 ２人の心が純粋な愛で結ばれた映画ともいえる。
ジャンレノはほんとに味のある役者だ。 そして無口な殺し屋と可憐な少女の愛をさらに浮かび上がらせているのが悪徳麻薬捜査官役の ゲーリー・オールドマンである。
見る人に逃げ場のない恐怖心を与え狂ったようにテンションを上げる様子は、 さすがゲーリーならではの演技力といえる。そして、哀しい結末の最後に流れるスティングの ｢シェイプ・オブ・マイハート｣はいつまでも余韻を引きずってしまいます
印象に残ったのは美しいスティングの音楽と、ゲーリー・オールドマンの怖い悪徳ケイジと２人の 純粋な愛情の対比が良かった

「レッド・ドラゴン」 2003 (米)　サスペンス／犯罪15/7/31
監督：ブレット・ラトナー
原作：トマス・ハリス
出演：アンソニー・ホプキンス、エドワード・ノートン、レイフ・ファインズ、エミリー・ワトソン
「羊たちの沈黙」「ハンニバル」に続いて３作目、といっても1988年にマイケル・マン監督で 「レッド・ドラゴン・レクター博士の沈黙」があり、「羊たちの沈黙」のヒットにより一躍注目をあび、 ビデオも再発売された作品のリメイク版です。
時は1980年、ボルティモアで交響曲の演奏を聴いたレクターはその夜、音楽協会の理事たちをディナーに招待する。 そして「なんて美味しいんでしょう！これはいったい何で出来たオードブル？」と 聞く客に「それを知ったら 手が止まってしまうでしょう」と笑いかける。
そして毎年起こる行方不明の捜査を続けていた ＦＢＩのグレアム捜査官は料理のレシピを頼りに、人肉を料理して食べさていたレクター博士を逮捕する。
そして数年後、フロリダのジョージア州で現役を引退して家族と平和に暮らすグレアムのもとへ、 ＦＢＩから捜査の要請があった。連続しておきた２つの幸せな家族の惨殺事件に、一旦断ったグレアムもやむなく捜査に 参加する事になってしまう。そして犯人逮捕のきっかけをつかむために、彼は牢獄のレクター博士に面会する・・

ハンニバルでちょっとがっかりしてたんですが、今回はグレアム捜査官にエドワード・ノートン、しかも犯人には 「イングルリッシュ・ペイシェント」のレイフ・ファインズという事で期待をもって見ましたが、予想以上に良く出来ていました
レクター・博士が投獄された経緯がよくわかったし、アンソニー・ホプキンスもさらに気味悪いレクターぶりを 充分に発揮していました。

「レッド・ブル」 1988 (米)13/5/15
出演アーノルド・シュワルツェネッガー

モスクワからダンコー来た刑事は護送中の犯人を逃がしてしまい、シカゴ警察のアートと共に犯人をおっかける。シュワちゃんの派手なアクション物

「恋愛適齢期」 2003 (米)16/4/22
監督・脚本：ナンシー・メイヤーズ
出演： ジャック・ニコルソン、ダイアン・キートン、キアヌ・リーヴス、フランシス・マクドーマンド

エリカは５３才、劇作家、作品を書こうと別荘に来てみるとそこには怪しい中年の男ハリーがいた。なんとハリーは エリカの娘の恋人だったのだ。ハリーは６３才、過去も現在も２０代の女しか相手にしないプレイボーイ。 しかし年には勝てず、エリカの別荘で突然ハリーは心臓発作を起こして救急病院に運ばれる。そしてハリーの担当医の ジュリアンは３７才だが、付き添いできたエリカに、彼女のフアンで作品は全部読んでいると話し大喜びなのだ。そして エリカを食事に誘う。誘われたエリカは戸惑う。もう長いこと男性と付き合った事がない、というより恋愛をしていない。 こんな若くてハンサムなジュリアンがなんで自分なんかに。。。一方ハリーは療養中のエリカの別荘で彼女に世話をかけてもらいながら 妙に安らぎを感じる。

恋愛適齢期とはいったい幾つ？、それともいつ？　　ジャックにコルソンの軽妙でコミカルな演技に吹き出したり、 エリカに共感したり、で結構面白くみました。友人３人と一緒にみたので、その後のコーヒーショップで話が大盛り上がり、 いろんな話がつきませんでした。そんな別な人生に？ふと気付くようなヒントを与えてくれて、楽しくなる映画でした。 主役のダイアン・キートンは年をそのまま美しく生きていて、素直なエリカの微妙な女心が良く伝わって来て良かったと思う♪

「ロック・ユー」 1998 (米)13/3/17
監督・脚本 ：ブライアン・ヘルゲランド
出演：ヒース・レジャー 、ルーファス・シーウェル 、シャニン・ソサモン

設定は中世のジュースティングという馬上でやりをもって相手を倒すというゲームに 参加する若者の物語だが結構現代的な感覚の楽しい映画だった。物語の始まりはすぐに競技場のシーンで ｢クイーン｣のロック・ユーが流れてきてそれにあわせてゲーグを観戦に来た群衆が手をたたきなが歌っている。 アメリカのプロバスケットのＮＢＡや、ボクシングの中継や、 そしてコンサートの始まりに良く流れてくるこの曲でつい乗せられて、物語に引き込んでいくという現代劇と いっていい作品だ。エディングは｢ユーアー・ザ・チャンピオン｣が字幕とともに流れてくるが、 途中で使われるＢＧＭはあまりメリハリが無くちょっと期待はずれ

｢ロード・オブ・ザ・リング/旅の仲間」 2001/米14/12/1
監督：ピーター・ジャクソン、原作：J.R.R.トールキン「指輪物語」
出演：イライジャ・ウッド（フロド）、ヴィゴ・モーテンセン（アラゴルン）

舞台はおとぎ話のような昔の中つ国。ホビット族の青年フロドは、村の年長者から、これを持つ物はすべての力を得る事のできるという悪のリングを預かる。 そして、指輪を破壊するために仲間３人と、
彼を守る騎士４人と道案内の賢者カンダルフの９人で困難な長い旅に出るというアドベンチャー物。
正義、友情、勇気、感動、そして見事なＣＧを駆使した映像、と人気の理由がよくわかる。一番印象に残ったのは衣装がよかった事。 そして地底の国を通り抜ける、細い石の橋を渡る時のシーンはドキドキ。来年の次回作が待ちどうしい！　今度は映画館でみたいものだ。

｢ロード・オブ・ザ・リング/二つの塔」 2002/米15/3/1
監督：ピーター・ジャクソン、原作：J.R.R.トールキン「指輪物語」
出演：イライジャ・ウッド（フロド）、ヴィゴ・モーテンセン（アラゴルン）、ショーン・アスティン（サム）、イアン・マッケラン（ガンダルフ）、 リブ・タイラー（アルウェン）

旅の仲間達とわかれて、フロドとサムは滅びの山のあるモルドールに向って旅を続ける。この2人の後をずーとつけているゴラムを捕まえて、 モルドールへの道案内に使う。このゴラムは人間の顔と体をして、見た目にとても醜くとても臭い。いつも善と悪の心を行ったり来たりして、 未だに、フロド達の見方なのか、敵なのかよく分からない。ゴラムの案内により2人はごつごつと岩の転がる谷間を抜けて、 死者の沼地を通り、月の光をさけながら旅を続ける。
一方、分れ分れになったフロドの仲間のメリーとビビンはオーク軍につかまるが、運良く逃げ出し、ファンゴルンの森へ逃げ、 森の木の精エント族に出会う。又、3人の勇者、アラルゴン、レゴラス、ギムリの３にんは、再び蘇ったガンダルフと共に、 ローハン国王を攻めようとするサルマンから守る為にローハン国に向う。
一作をみたあと、この｢二つの塔｣はほんとうに まちどうしかったです。今回はフロド達と3人の勇者達が別々に行動して行く話を2本立てのように展開していきます。 前半は旅の様子や新しい登場人物の様子などが結構ながく続きますが、後半のローハンとサルマンのオーク軍との戦いのシーンが すざましいです。総製作費３４０億円をかけたといわれる第二作目はもう壮絶といった感じで圧倒されました。 あと一つ｢王の帰還｣が上映されるのはいつでしょうか・・ほんとにまちどうしい！！

｢ロード・オブ・ザ・リング/王の帰還」 2003/米16/2/25
監督：ピーター・ジャクソン、原作：J.R.R.トールキン「指輪物語」

約１年ぶりについに完結編を見ることが出来ました。３時間半の長編大作でも、
もうず〜〜と飽きずにしっかり見ました。
第３部（完結編）の始まりはなんとスメアゴルと呼ばれていた頃のゴラムの過去からです。元はフロドと同じホビット族だったのですね。 一度指輪を手にした事で５００年も生きながらえていくうちにあんな醜い姿になってしまった様です。フロドとサムとゴラムはさらに 滅びの山を目指して進んでいきます。しかしゴラムの悪巧みにサムは気が付いても、指輪のせいで心の病んだフロドには気が付きません。 ゴラムはモルドールの山の入り口高い階段へ案内しそこで”お婆さん？”にフロドを食べさせようと計画、 その計画を知ったサムは止めようとするが、返って入れ知恵をされたフロドは彼に決別を言い渡す。危険が迫っている事をフロドは 知らない。滅びの山までもう少しと言いながらもフロドとサムの道のりは苦しみの連続です。すんなりと行かない所が面白い。
一方ローハンで勝利を収めたガンダルフやアラルゴンはピピンやサリーとも再開するが、ピピンの拾ったサルマンの石でサウロンが 今度は人間の国ゴンドールを襲うことを知り、ゴンドールの首都ミナス・ティリスへと向かった。しかしサウロンの軍は 圧倒的な兵力で領地オスギリアスを奪ってしまった。幾ら援軍があっても敵わないサルマンの攻撃に苦しむガンダルフの所へ アラルゴンが死者の兵士を伴って応援に来た。死者の谷間から彷徨う亡霊をつれて来たのだった。亡霊たちは遠い昔 イシルドゥアを裏切ったせいで呪いをかけられていて安らかに眠ることが出来なかったのだ。

ゴラム役の俳優アンディ・キーサスが最初に普通のホビットとして出演していました。彼の演技をどういうテクニックなのか 奇妙なゴラムという存在に仕上げた所は初めてみる画期的な映像で、忘れように忘れられない強烈さです。人間の陰と陽、善と悪の 二つの心が入れ替わるその表情が凄かったです。いったい主役はだれなんでしょう〜〜？皆が主役のような気がします。 私の印象に残った所は、まずサムです。主人のフロドに忠実で気を失ったフロドを背負って一歩一歩滅びの山に近づいて行きます。 頼もしかったです。そして今まではそれほと活躍が少なかったピピンとサリーも大活躍。ピピンが歌を歌う所があるのですが、声が奇麗でうまくて印象的でした。そしてアラルゴンが 亡霊を引き連れてガンダルフが戦っているゴンドールへ来た所はもう、最高でした。始めはアラルゴン１人が剣を振りかざして 走ってくるのですが、一瞬のうちにその周りに亡霊の兵士が現れる所です。そして、一つだけ目を覆いたくなる所がありました。フロドを 襲う”お婆さん”の正体です。あれはほとんど目を覆って、指の間からみてました。しっかり見ると夢に出てくるからーー；
それから、ホビット族は耳も大きいし、何時も裸足なんですね〜。ちょっと普通より大きくて毛が生えているんです。たとえ赤ちゃんでも、、、。
映像がとても奇麗でした。ゴラムがいるシーンですらです。観終わってかなり充実感があります。映画史に残る大作といえると思います

「ロブ・ロイ」 1995(米)14/5/12
監督：マイケル・ケイトン・ジョーンズ/脚本：アラン・シャーブ
出演：リーアム・ニーソン、ジェシカ・ラング、ジョン・ハート、エリック・ストルツ、ティム・ロス

１８世紀のスコットランドに実在した人物を描いたドラマ。国を愛し、家族や仲間を愛した英雄をリアム・ニーソンが演じ、 彼を落とし入れる貴族にティム・ロス＾＾という配役なので期待してみたけど主役があまりよく描けていない気がした。 正義、真実、裏切り、屈辱、戦いとテーマはいっぱいなのに深みが足りない。その点悪役のカニンガム（ティム）は良かった。 当時の貴族なのでパーマヘアーのカツラをかぶり、お化粧してなよなよとずるがしこいが、戦いは強い、メイドに手を出して 妊娠させそれがわかるとポイと捨てる非情な男を演じてアカデミー助演男優賞」の候補になったらしい。 それはそうと当時のスコットランドの男性が身に付けていたスカートですが、その中は何を着てるんだろうとずーと気に なっていたんですが何もつけていない事が判明しましたね。ビデオを見た方にはお分かりですね＾＾；